家庭内暴力も校内暴力も許してはいけない
◆子供に対する責任とは
先日の新聞に、教師に対する暴力で中学校が警察に通報する
ケースが増えているという記事が載っていました。
ある教育評論家は、安易に警察沙汰にすることは
教師としての指導力の欠如であり、責任の放棄だ
といったような発言をしていましたが、
果たしてそうでしょうか。
確かに、きちんと生徒を指導できるだけの力量が教師に
不足していることは事実でしょう。
しかし、子供のしつけや教育は教師だけでは絶対に
できません。
一番身近で接している親が、ちゃんとした子育てが
できていないと、いくらGTOのような先生が
がんばったところでどうにもなりません。
（たかがテレビドラマじゃないか、といって
バカにしないでください。
GTOの教師鬼塚に一貫して見られるのが、
生徒に対する愛情であり、私が提唱している
スキンシップ、アイコンタクト、語りかけの
すべてを実践しているのです。
だから生徒たちから慕われているのです。
ひょっとしtら原作者か脚本家がこのブログを
読んでいるのでしょうか・・・？）
もとい、家庭でしっかりしつけができていないから
子供が教師や同級生に対して暴力を振るう、
教師もそれに対処できる力量がないから警察に頼る、
これは私は責任の放棄だとは思いません。
教師であってもできないことをできないと素直に
認めて、第三者に助けを求めているのですから、
むしろ適切な判断だとすら思います。
事なかれ主義で、殴られても自分が我慢していればいい、
とそのまま放置しておくことこそ責任放棄です。
子供はきちんと指導してくれる大人と出会うことで
初めて成長することができるのです。
警察に連れて行かれることで、そこで子供の指導に長けた
警官と出会うかもしれません。
また、矯正施設に送られても、やはりそこで人生を変えて
くれるような大人との出会いがあるかもしれません。
あいにくそのような出会いがなかったとしても、
少なくとも自分の行いが犯罪行為であることを理解し、
それに対する責任は取らなければならない、
という社会のルールを学ぶことはできるのです。
ですから、暴力に対しては絶対に放置してはならない
というのが私の意見です。
同じことは言えますが、これについては
次回お話しましょう。
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