不登校、引きこもり、ニートの治しかた~専門心理カウンセリングで用いられる早期解決の対処法

不登校、引きこもりの専門カウンセリングを行って25年。どこに相談しても解決できない人たちのための心理カウンセラー、天地真理があなたの家庭を立て直します

不登校・引きこもりの根本原因はやはり・・・

フロイトはやっぱり偉大だった

最近、心理カウンセリング全般についてのサイトを作っているため、現代心理学の基礎を作ったジークムント・フロイトについて調べなおしていました。

彼のもっとも大きな功績は、100年以上も前に潜在意識に焦点を当てた『精神分析』を確立させたことにあります。
ただ、その理論には極端なところがあり、現代ではそれほど受け入れられているわけではありません。

当初こそ、その理論は世界にひろく受け入れられ、世界各地から多くの弟子もやってきたのですが、研究をすすめて理論を体系化していくうちに多くの批判にもさらされるようになってきました。
そして、弟子たちも潮を引くように離れていったのです。
そんな弟子の中には、成功哲学でいま大流行のアドラーやスピリチュアル系の心理学者に根強い人気を誇るユングもいました。


フロイト理論の欠点

精神分析は後世に残る画期的な発見だったにもかかわらず、なにがそこまで批判されたのでしょうか。
かたちのない心を扱ったものなので、細かい意見の相違などは多々あるでしょうが、決定的だったのは『すべてのヒステリー(いまで言う神経症と一部の精神疾患をふくめたもの)は幼少時代に親から受けた性的虐待にその原因がある』、という理論です。

私自身も、『いくら欧米では近親者による性的虐待が多いからといっても、せいぜい2,3割ぐらいだろう。すべての神経症の原因というのは言いすぎだ』と批判的に考えていました。
そんなわけでフロイト精神分析理論にはとくに興味もなく、独自に心理研究をすすめていました。

ところが今回、20年以上にわたり不登校や引きこもりなど問題のある子どもたちと接してきたあとで、フロイトのそんな理論を目にして、とんでもないことに気づいてしまったのです。
いや、もちろん子供への性的虐待が日本で横行していた、というわけではありません。なにがとんでもないことなのかというと、私の精神疾患についての原因論は限りなくフロイトのそれに近かったのでです。

 

結局はフロイトだったが・・

先天的な精神疾患発達障害のある子をのぞいて、子供が精神を病んだり、不登校などの問題行動をおこすのは,親の愛情不足に原因があります。
それは、これまでの臨床経験から100%の確信をもって断言できます。

そしてこの愛情不足は、不登校や引きこもり、家庭内暴力などの子供の問題行動や心の病気だけでなく、大人になってから発症する各種の神経症や摂食障害自傷行為、その他の精神疾患の原因にもなっています。

つまり、【幼少期の親からの性的虐待】を【幼少期の親からの愛情不足】と言い換えると、あとはフロイトの理論そのままでだったのです。
フロイトは、性的虐待のトラウマを解消するという方向で精神疾患の治療を行なっていたようですが、その成果は万人にあらわれたわけではありませんでした。
みんながみんな性的虐待を受けていたわけではありませんから、当たり前と言えますが。

 やっぱり子供には愛情が一番大事

それに対して、私は原因を愛情不足であるとの考えから、愛情で包みこむ対処法をおこなってきました。

そして、その理論の正しさは解決率100%という結果によって裏打ちされていると言えるでしょう。

もちろん、愛情を与えられるような状況にないご家庭や手遅れになってしまっている場合は、お断りさせていただいているので、万人を治せるわけではありません。
ですから、私が施療するのは実質3人に1人ぐらいにはなります。
それでも、愛情不足理論の正当性はまったくゆるぎませんし、むしろ、ダメなケースがハッキリしているということは、その正しさをよりつよく証明していると言えるでしょう。

フロイトは心の病気の根本原因を性的虐待に求めようとした結果、彼の理論は一般的には受けいれられませんでした。

そして、今では弟子のアドラーユングのほうが技術や理論では、おおくの人に支持されています。

しかし【性的虐待】を【愛情不足】に置きかえるだけで、フロイトの理論は最強の心理療法へと劇的に生まれ変わるのです。
もちろん原因がちがうわけですから、治療法や対処法はちがってくるので、フロイトのように夢分析をしたりすることはありませんが。
それでも、やはりフロイトの偉大さは再認識されてしかるべきでしょう。

もう不登校や引きこもりも対処不能ではない

これまでの臨床経験と研究から絶対の自信はもっていましたが、今回このような現代心理学の祖とも言えるフロイト理論との一致に気づいたことは、私の愛情不足論に対する自信を確信に変えて来れました。

そしてまた、もっともっと多くの子どもたちを救うべく、これまで以上にしっかりと愛情の大切さを広めていかなければならないとの使命感も強まりました。

不登校や引きこもりの対処法については、2冊の電子書籍やこのブログや不登校、引きこもり自立支援協会のHPでもかなり詳しく紹介しています。
フロイトとの理論の一致に気づいただけであって、私の理論や対処法が変わったわけではありませんので)

ですから、いますぐ詳しく知りたいという方は、そちらを参照していただけばいいのですが、このブログでもさらにカテゴリーを追加して、より詳細な対処法をお伝えしていこうと思っています。

不登校10数万人、引きこもり00万人とも言われる時代ですが、愛情不足理論さえひろまれば数年で半減、10年もたてば10分の1以下に減らすことも可能でしょう。

【愛は地球を救う】というのは24時間テレビのキャッチフレーズですが、愛情は家庭を劇的に変えますし、ひいては世の中をもおおきく変えることができると、私は信じています。

今後のブログにご期待ください。