不登校、引きこもり、ニートの治しかた~専門心理カウンセリングで用いられる早期解決の対処法

不登校、引きこもりの専門カウンセリングを行って25年。どこに相談しても解決できない人たちのための心理カウンセラー、天地真理があなたの家庭を立て直します

不登校、引きこもり解決法の最終シリーズ開始

いよいよ年もおしせまってきましたが、不登校や引きこもりのお子さんを抱えているご家庭では、盆も正月も関係なく憂鬱で不毛な日々が続くだけ、というあきらめ半分の方も多いのではないでしょうか。
あるいは、来年こそはなんとかこの状況から抜け出さなければならない、と焦りとともに悲壮な覚悟を胸に秘めている方もいるかもしれません。

 

私はこれまで、このブログや不登校、ひきこもり自立支援協会のHP、そして、電子書籍などで、不登校の解決法や引きこもりからの脱出法を詳しく解説してきました。
そして、これらを読んでいただいた方の中には、私のメールアドバイスだけで解決された方も大勢います。

 

ただ、このような形で解決できたケースは、比較的早期であったり、長期の引きこもりなどでも精神的に病んでいなかったということがほとんどです。

 

やはり、精神状態がかなり不安定になっていたり、心を病んでしまっていたりする場合は、しっかりした心理カウンセリングや自立サポートを受けなければ、解決することは難しいと言わざるを得ません。
放っておいても治るカゼのような軽い病気ならいざ知らず、進行性の難病などの場合は、やはり専門家の治療が必要です。

 

不登校や引きこもりは進行性の難病と同じなのですが、カゼ程度に考えている親御さんは多く、初期対応を怠って悪化させてしまうケースが大半です。
1年が2年になり、昼夜逆転やネット依存が起こり、極度の無気力や家庭内暴力が始まって、それから慌てて解決法を探し出すという道をほとんどの親御さんがたどります。
ひょっとすると、このブログをお読みのあなたのお子さんも、もう既にかなり長期化、深刻化しているのではないでしょうか。

 

私のもとに相談に来られる方のご家庭では、ほぼ例外なくお子さんの精神は深刻な状態になっています。
場合によっては、もはや手遅れかと思われるほど、ひどい状態になっていることもあります。

 

最近では、親御さんの判断ミスの他にも、手遅れにさせてしまう要因がいくつも増えています。

その中のもっとも大きい要因が、スクールカウンセラーという制度ができたことです。

子供が学校に行けなくなったとき、スクールカウンセラーといういかにも人間心理の専門家みたいな人間を紹介されたら、だれでも信じて頼ってしまうことでしょう。
しかし、何度も繰り返し述べてきたように、彼らは不登校や引きこもりの対処法など何も知らない素人なのです。
大学で心理学を専攻して、大学院まで出て臨床心理士の資格はとっていますが、それはテレビの『ホンマでっかTV』に出ている心理学者の人がやっているような遊びのような知識を詰めこんでいるだけ。
不登校や引きこもりの解決に役立つような知識も技術も教えられていません。
そもそも、教えている人間(教授、講師)自身が、不登校や引きこもりの臨床経験のほとんどない人ばかりなのですから。

 

また、最近ではやはりなんの知識も経験もないのに、不登校や引きこもり解決の専門家を名乗る業者もたくさん現れてきました。
彼らは商売に関してはプロフェッショナルなので、開業したばかりにもかかわらず10年、20年という実績を誇っていたりするうえ、あっという間に全国に組織展開したり、ネットで目立つように宣伝したり、という営業スキルには非常に長けています。

 

不登校や引きこもりの解決もそれだけの技術をもってやってくれれば、それはそれで喜ばしいことなのですが、場合によっては私の理論や技術を適当に応用しているだけ、というところもよくあるようです。
私が20年を超える実績があるから、その理論を応用している自分たちも20年の実績があるのと同じなんだ、との理屈でしょうか。

 

よく遠方の親御さんから『先生と同じようなことを言っているカウンセリングがあるのですが、そこに相談してもよろしいでしょうか』と言われることが年々増えてきました。
それどころか、私のほうがどこかのマネをしていると思われるような事態にさえなっています。

 

結局、このように不登校や引きこもりの悩みにつけ込む業者(大学も含めて)が激増してしまい、子供が不登校や引きこもりになったときに一体どこに相談していいのかわからない、あるいは、相談したところが時間だけ長引かせるだけでまったく役に立たないという現状が、初期の適切な対処を阻んでいる大きな要因となっているようです。

そんな中、不登校や引きこもりのお子さんを抱える親御さんやその本人自身に少しでも役立てばと、私は自身の臨床経験からの研究結果や理論、解決法をすべて包み隠さず明かしてきました。
その結果、ほんの10年ほど前までは私一人しか唱えていなかった、『不登校、引きこもりは放っておくと悪化する』という事実も、心理学の専門家や教育関係者にも徐々に浸透してきつつあるようです。

 

10年かけて研究し、10年かけて啓蒙した結果、聞きかじりの中途半端なものであるにせよ、私の技術や理論が私の手から放れて多くの人に行き渡りました。
あと10年もすれば、より本物に近いカウンセリングやサポートを行える人間も現れてくることと思います。

 

そんな今だから、いよいよ不登校、引きこもり解決法の最終章を皆さんにお伝えする時期が来たのではないかと思っています。

 

これまでは、不登校や引きこもりの原因から解決法まで、具体的な理論とその実践法について解説してきました。
しかし、これでは精神を病んでしまって手遅れになってしまっているケースや子供の先天的な発達障害が原因であるケースでは、あきらめるしかありませんでした。
また、適切な専門家のサポートを受ければなおるケースでも、経済的問題からサポートを受けられず、みすみす子供が病んでいくのを放置せざるを得ないということもあります。


この最終章では、子供やあなたがどのような状態であろうと関係なく、不登校や引きこもりを解決することのできる方法をお伝えしていきます。
そんな方法があるのなら、なぜそれを最初から言わなかったのか。という疑問を持たれる方もいるかもしれません。

 

しかし、それにはちゃんとした理由があります。

 

その理由とは、まずひとつ目は人間の心の基本的構造を知ってもらうことです。
もうひとつは、私の理論が合理的であると理解してもらうこと。
そして最も大事な3つ目の理由は、私の理論を信頼してもらうことです。

 

なぜこのようなことが必要なのかというと、これから紹介する最終章は、単に不登校や引きこもりを解決するだけにとどまらず、あなたの人生自体を根底からひっくり返して、あなたの家族みんなが幸せで充実した人生を送れるように作り変えるための知識と技術だからです。

 

人間には、自分の心が慣れたところが心地よく、その状態から変わることを恐れる習性があります。
これをマインドセットと言いますが、例えば、貧乏に慣れた人は金持ちになることを恐れます。
人からいじられ、バカにされることに慣れた人は、人から尊敬されたり、注目されたりするようになることを嫌がります。
そして、不幸に慣れた人は、幸せになることを拒否するのです。

 

子供の不登校や引きこもりに関しても、それに慣れてしまって、なんとかしないといけないという常識的な判断とこのままでいいという自分のマインドセットとで迷ってしまう人も少なくないのです。

 

ですから、実践するしないにかかわらず、まずは不登校や引きこもりに対する正しい対処法を知ってもらう必要があったのです。
あきらめることに慣れたマインドセットが少し緩和したところで、人間の人生の本質に迫る話をしていくことで、より正しく理解してようになるのです。

 

あなたとあなたのご家族を幸せに導く方法を不登校、引きこもり解決法の最終章として、来年からシリーズでお伝えしていきます。

『なぜあなたの子はまっすぐ育たないのか?』
というタイトルで、不登校、ひきこもり自立支援協会のHPに順次アップしていきます。

ご期待下さい!