本当に治せるカウンセリングオフィスの選び方
心理カウンセリングは口コミ、紹介のない仕事
カウンセリングは個人のプライバシーを守るために完全予約制でおこなうところがほとんどです。
ですから、相談者が行列をなすということはありません。
あるとすれば、それはカウンセリングオフィスではなく精神科や心療内科でしょう。
ただ予約が詰まっていて、1時間単位で次々にこなしていくというところはあるようです。
そんな混んでいるカウンセリングオフィスなら、果たして納得の結果を出してくれるでしょうか。
それは、あなたがカウンセリングになにを求めるかによります。
カウンセリングというのは、一般の病院、あるいは商店と違って人からの紹介というのはまずありません。
自分がカウンセリングにかかっていることを人に言いふらす人は、ほとんどいないからです。
とくに深刻な症状や悩みであれば、なおさらです。
にもかかわらず1時間単位で次々と相談者がやって来るというのは、どういうことでしょうか。
固定客がつくカウンセリングの実情
毎日予約が詰まっているというところは、おなじ人が何年も定期的にかよっているというところが大半です。
これは問題、悩みを解決するというよりも、話を聞いてもらって気持ちをスッキリさせるというリラクゼーション的なカウンセリングを提供しているからです。
週1回かよってくる常連さんが50人もいれば、毎日1。2時間単位でビッチリ埋まりますから、そのような固定客をつかむ経営的手腕は高度なレベルにあると言えるでしょう。
ですから、あなたが日々の生活のなかで強いストレスをかかえていて、週に1回ぐらい全部気持ちを吐きだしてスッキリしたい、というご希望をおもちでしたらそのような行列のできるカウンセリングオフィスを選択されるといいでしょう。
ひとつ注意点があるとすれば、おなじ行列のできるカウンセリングオフィスでも、宣伝広告を派手にうっていたり、ホームページに大金をかけて検索で上位に出るような対策を施していたりすることで、予約がいっぱいになっているというところもあります。
このようなところは莫大な経費がかかっているため法外な料金をとられたりすることもあるので、こちら【カウンセリング選びの3条件】でお話しした条件に当てはまるかどうかチェックしながらホームページをしっかり読んでいってもらえばいいと思います。
治すカウンセリングの実情
リラクゼーション的な心理カウンセリングに対して、心身の不調を治すためのカウンセリング、生活上の問題を解決するためのカウンセリングは、悩みが解消された人はもうかよってくることはありません。
ですから、毎日安定して相談者がやってくるというものでもありません。
ただし1回のカウンセリング時間は、ふつう1時間という短時間で終わることはありません。
催眠療法や箱庭療法だけなら1時間ですむこともありますが、本当に結果をだすためにはそれ以外のカウンセリングもあわせておこなうことが必要ですから、最低90分はかかります。
また、深刻な悩みをかかえている相談者の話を聞いたり、心の深いところまでわけ入ったりする場合は、2時間、3時間かかることも珍しくありません。
ですから、看板には各種の心理療法で治すとか、お悩み解決などとうたっていても、1時間のカウンセリングが基本となっているところやマッサージセンターのようにスタッフが大勢いるところなどは、どれだけはやっていても、なかなかいい結果はでないはずです。
そのようなところは、電話での問い合わせの応対ですぐわかると思いますので、神経症などの症状や深刻な悩みを解決してもらいたい場合は避けたほうがいいでしょう。
まとめ
基本的にカウンセリングには口コミはない
予約が詰まっているところはリラクゼーション的なカウンセリングである
治すカウンセリングは1回あたりの時間が長い