不登校、引きこもり、ニートの治しかた~専門心理カウンセリングで用いられる早期解決の対処法

不登校、引きこもりの専門カウンセリングを行って25年。どこに相談しても解決できない人たちのための心理カウンセラー、天地真理があなたの家庭を立て直します

家庭内暴力への対処法

家庭内暴力は初期対応が肝心

 

 人間の心は一旦経験したものに対しては、

心理的抵抗感が大きく下がってしまいます。

 

そして、家庭内暴力に対してもこの原理は

当てはまります。

 

 

普通に育てられた人間にとって、

人を殴ったり蹴ったりすることには

大きな抵抗があるものです。

 

 

ところが、一度でも人に対して暴力を

ふるってしまうと、二度目からは

それに対する抵抗感がグッと下がって

しまいます。

 

さらに三回、四回と回数を重ねるごとに

抵抗感は薄らいできて、しまいには

まったくなくなってしまいます。

 

またそれだけならまだしも、

今度は暴力行為に対して中毒症状や

ある種の依存が起こってしまい、

自分でもなかなか自制が効かなくなって

しまうのです。

 

これは子供の家庭内暴力に限らず、

親の子に対する虐待や夫婦間のDVに

ついても同じです。

 

ですから、家庭内暴力への対応は

ごく初期の段階で、できれば初めて

暴力をふるわれたときに、正しい知識を

もった専門家に相談するのが、以後の

暴力を未然に防ぎ、子供も早期に

立ち直らせるベストな方法なのです。

 

 

ところが多くの親御さんは、

自分が子供をここまで追い込んでしまった

という負い目から、あるいは単に

子供を叱ることができないといった理由から、

『それで子供の気が済むのなら私が我慢

しよう』と、甘んじて暴力を受け続けて

いたりします。

 

『いつかきっと目を覚ましてくれる』と

淡い期待を抱きながら。

 

 

しかし、先にも述べたとおり、

暴力というのはふるえばふるうほど

抵抗もなくなり、中毒や依存に

すらなってくるのです。

 

そして、回数とともにその程度も

どんどんエスカレートしていきます。

 

つまり暴力に対して何もせず、

ただただ暴力を受け続けるというのは、

ますます子供の暴力的な性質を助長させ

ているということなのです。

 

子育てで間違い、その対処にも間違いを

重ねているという状況です。

 

 

自分が子供に対して誤った育て方をした、

だからこれは自分が受けるべき当然の

報いなんだ、といったような自虐的な

思いから、あるいはこの期に及んで、

大事にすると子供の将来に差し支える

などという心配から、何の対処もせず

じっと暴力を受け続けるのは、単なる

自己満足でしかかなく、最悪の対処法です。

 

 

それでは、家庭内暴力に対しては

一体どのように対処すればいいので

しょうか。

 

まずは、部屋で暴れたり、物にあたったり

するような行動が始まった時点で専門家に

相談し、親子ともに心理カウンセリングを

受けるべきです。

 

子供だけが異常だと思わず、自分自身の育て方

や考え方に間違いはなかったかを第三者の目で

冷静に判断してもらうことが大切です。

 

 

ここで『ストレスがたまってるだけだろうから、

しばらくすると落ち着くだろう』と、

自分勝手に判断して放置するのは間違いです。

 

ひどい家庭内暴力も、最初はこんなところから

始まるのです。

 

 

ただ、手の付けられない家庭内暴力に発展

するのを未然に防ぐチャンスは、まだあります。

 

それが先に述べた、初めて暴力をふるったとき

です。

 

親に対して暴力をふるうというのは、

親が子供を虐待していたとか、

しょっちゅう暴力をふるっていたとかで

ない限り、通常ではありえない行為なのです。

 

そして、それは先天的な精神疾患

極度の発達障害の場合をのぞけば、

育て方が完全に間違っていたということに

ほかなりません。

 

 

少々不適切な育て方をしても、子供が

親に対して暴力をふるうということは、

絶対にありえないのです。

 

根本的に育て方を間違ったときに

家庭内暴力は起こるのです。

 

 

ですから、先天的問題なのか、

誤った子育てのためなのかを判断して

もらうためにも、親御さん自身もカウン

セリングを受けることは必要なのです。

 

 

それでは、そのような初期対応ができず、

家庭内暴力がエスカレートしてしまった場合は

どうすればいいのでしょうか。

 

その時点での対処法としては、

とにかく暴力をふるえない環境をつくる

ということです。

 

 

と言っても佐世保の事件のように、

暴力や精神状態の程度を自己判断して、

一人暮らしをさせるなどというのは論外です。

 

まずは、専門的知識をもった人間に状況を

説明して、それから当面、家族はどのように

暴力から逃れればいいのか、という

アドバイスを仰ぎます。

 

これはもちろん、親御さん自身の身を守るため

でもありますし、お子さんの暴力依存を

それ以上悪化させないためでもあります。

 

そして、物理的に暴力をふるえない状況に

しておいて、それと同時に、暴力的行動や衝動を

抑えていくように心理カウンセリングや

心理療法を受けさせるのです。

 

 

不登校や引きこもりですら専門的な知識をもって

対処できるカウンセラーが少ない現状であり、

家庭内暴力となると、さらにしりごみする

カウンセラーや心理療法士は多いので、

なかなか専門家を探すのも難しいかもしれません。

 

 

しかし、手遅れにならないうちに適切に対処する

ことで、家庭内暴力はおさまり、もとの良好な

親子関係を再構築することは可能です。

 

決してあきらめず、希望をもってください。

 

 

ただし、親御さんがこれまでの考えを改めること

なく一時しのぎの対応しかしなかったり、

お子さんの心が回復する前に心理カウンセリングや

心理療法を途中でやめてしまったりすると、

親子関係の完全な修復はできませんし、

再び暴力が始まってしまうこともあります。

 

他の依存症などと同じく、二度目、三度目と

回を重ねるごとに、症状はひどくなり、

治りづらくなるので、くれぐれも注意してください。

 

 

 

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 ◆一刻も早い対処をご希望の方は、こちらのHPをご覧のうえ、

不登校、ひきこもり、ニート自立支援協会(こころの臨床

カウンセリング内)まで、ご相談ください。

 

不登校、引きこもり相談室 TEL050-3006-9868

 

不登校、ひきこもり、ニート自立支援協会HP:

あきらめない!不登校、ひきこもり、ニートからの脱出

〜不登校、ひきこもり、ニート自立支援協会

 

不登校、ひきこもり、ニート自立支援協会代表

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